2012/05/14

ベビー用品のエコ・テスト

ベルリンの空には飛行機雲が多い。
なぜだろう?


ドイツにはÖKO-TESTという民間の製品エコ・テスト機関があります。歯磨き粉やクリーム類といった日用品から、食べもの、建築、保険、レジャー用品まで、身の回りのありとあらゆるもののテストをして、情報を公開しています。結果は「大変良い(sehr gut)」から「不十分(Ungenügend)」の6段階に分けられていて、製品には特定のラベルが印刷されています。また同機関は、結果を掲載した情報誌を月刊で発行しているほか、たとえば食べものやダイエット関連製品などテーマ毎に特別号も発行しています。そして、私たちが最近よく見ているのが、このベビー用品特集号。  


左の写真はベビー用品特集の中の、おしゃぶりのページ。リスト上の緑が「大変良い」で、赤が「不十分」。製品名、製造メーカー、価格が掲載され、結果は材料をはじめとしていくつかの項目に分けられランク付けされ、一番右の列に総合的な評価が掲載されています。

いろいろな製品の評価を見ていて興味深いと思うのが、値段と評価結果は必ずしも連動していない、ということ。エコロジカルな商品は値段が高い、という印象を抱きがちですが、値段が高いからといって必ずしも評価が高いわけではないようです。中には、カテゴリーの中で最も値段の安い製品が「大変良い」の評価を得ているのに、最も高い製品には赤信号がついているものもあります。

家にあったÖKO-TESTラベル付きの
製品:左がボディローション、右が歯磨き粉。
普通の薬局で購入