2016/07/21

ベルリンに戻って2ヶ月たちました




今日でベルリンに戻って2ヶ月がたちました。

昨年の12月1日から今年の5月21日までは、mr. モッツアレラの仕事の都合で、ドイツ西部のエッセンという町のリュッテンシャイド(Rüttenscheid)という地域に暮らしていました。人種のるつぼベルリン、その中でもさらに文化の彩り豊富なノイケルン〜クロイツベルグ地区を過去数年間の暮らしの場としてきただけに、ちょっと物足りない気がすることもありました。ベルリンは何でもありで気楽というか。

でも、どこでも住めば都。近所にグルーガーパーク(Grugapark)という生物多様性の宝庫みたいな公園があって、なんと何10年ぶりくらいにおたまじゃくしを見ることができました。また、週に2回開催されるマルクト(市場)では、近郊で採れたおいしい野菜を買いにいくのが楽しみでした。商店街のお魚屋さんは、1920年代から使っているというアンティークのレジ(最後にハンドルをぐるりとまわすとチーンという音がしてレジが開く)でお会計をしていたし、最小、さまざまな材質のブラシを集めた専門店があって、ほんとうにこだわって商品をセレクトしているんだな、という店主がいつもいろいろなお話をしてくれました。友だちがいなくてつまらなかったけど、それなりにおもしろいこともありました。

引っ越し作業をかたつむりのスピードで進める中、友だちと再会したり、お気に入りのカフェに足を運んでみたり、新しいカフェに行ってみたりとしているうちにあっという間に2ヶ月が経過。まだ夏ではあるけど、日が沈むのもだいぶ早くなってきました。今年は涼しい夏かなと思うのですが、残りの夏を存分に楽しもうと思います。

2016/07/20

新しい住人

 バギーの屋根をがしっとつかみ、
眠いのに眠りたくない2歳児の最後の抵抗。
この数秒後にはもう眠ってました zzz

1週間ほど前のある晩のこと。夕ご飯をいただいていると、私のお茶碗のすぐそばを緑色のシャクトリ虫が歩いていました。バジルの先を切ったものをテーブルに生けていたので、そこにシャクトリ虫を移し、そのまま夕食を続けました。あたりまえですがシャクトリ虫はあまりに静かなので、その存在をすっかり忘れてしまいました。翌朝、バジルをさしていたガラスのコップの底に大量の糞を発見。見るとシャクトリ虫は食事の最中。エマは大興奮。mr. モッツアレラは「カール」と命名(根拠は不明)。

いつ見てもむしゃむしゃと食べ続けていたシャクトリ虫は、見るたびに大きくなっていて、そろそろ放してあげる場所を探さないと、と真剣に考え始めたおととい。コップに糞が落ちていないことに気がつきました。逃げちゃった?でもどこへ?と慌てましたが、さなぎになって葉っぱの裏に隠れていました。

糞の写真は撮ってませんが、バジルだけを食べ続けていたシャクトリ虫の糞はきれいな緑色でした。

いつ、どんなふうに羽化をするのだろうか?