2016/07/13

牛の心臓



我が家のちいさな畑では今、「牛の心臓」という種類のトマトがすくすくと育っています。このドキッとさせる名前の由来は形。つるっとした実ではなく、たてに何本もくびれの入った実がなります。牛の心臓の実物を見たことはないけど、形が牛の心臓に似ているのがこのトマトの名前の由来です。いったいどうしてあんな形になることにしたのか・・・。自然って本当に不思議です。数年前に友だちの家で食べてすっかり好きになった牛の心臓は、果肉がどっしりとつまっていて食べごたえがあります。

実はこのトマトの苗は、5月末まで半年住んでいたドイツ西部の町エッセン(ベルリンから車で5、6時間)から運んできたもの。エッセンで住んでいた家の近くでは週に2回マーケットが開催されていて、そこのオーガニッックbio)のお店でよくお買い物をしていました。ちょうどエッセンから引っ越す日の朝に最後のお買い物をと出かけると、「牛の心臓」が売られていました。大喜びで買っている私を見て、店主が「苗もあるわよ」と見せてくれました。チャイルドシートやその他の荷物でそれでなくとも車は満杯の予定。でも私の足の間にスペースがある!と、mr. モッツアレラが「え?本当に?」という困惑の表情を浮かべているのをよそに運んできました。無事にここまで育ってくれて何よりです。

上の写真は6月末の様子。まだまだとってもちいさいのに、すでにきゅっとくびれているのが、かわいらしい。収穫まではあとどれくらいかな。へたの大きさから見ても、その頃にはけっこうな大きさになりそう。ミニトマトはことごとくエマに食べられているので、これは私も呼ばれたいなあ。

ここ数日、おーい夏はどこへいった?という陽気のベルリン。戻ってきてくれるかな、夏。  


突然のどしゃぶりの後、
晴れ間からお日様の光が届きました。