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どこからか飛んできて うちのベランダに着地したブタ。
まだ近所に「迷いブタ捜索」のはり紙はなし |
はっと気がついたら今日でもう妊娠21週目。前回検診を受けてから早くもひと月経過していました。
前回ははじめてのドイツでの検診。検診に一緒に行くことをずっと楽しみにしていたmr.
モッツァレッラは体調が悪く、私ひとりで行くことに。ふたを開けてみると、ドイツ初検診はなかなか笑えるものでした。
道に迷うこともなくクリニックに無事到着。
まず受付で、”Ich bin ***”(私は***です) と名乗ってみる。本当はこの次に「電話で予約を入れた者です」と言いたかったのです。でもこれ以上のことは言えないので「ドイツ語がわからないので英語でいいですか?」と聞くと、対応してくれた人は英語が苦手な様子。しばらく待っていると、電話中だったもうひとりの受付の女性が受話器を置きました。呼ばれたので近寄るやいなや言われた言葉が
”What is your problem?”
うむむ
きっと日本語でいうところの「どうしましたか?」と聞きたかったのだと思うけど、英語でこう言われると、どうしても私には「一体なんだっていうの?」と聞こえてしまう。実は本当にそう言いたかったのだろうか・・・。「ドイツ語できない?一体なんだっていうの?」
時間はかかったけど無事受付を終了、次は順番待ち中のできごとです。
トイレから出てきた人が受付へ行って何か交渉中。どうやら尿検査のカップがないんだけど、と言っている模様です。受付の人が指をさしたのは、入り口付近にある飲料用のお水のカウンターでした。そこには来院者が飲むためのペットボトルが数本あり、使い捨てのコップが重ねてありました。その受付の方、
「そのコップ使ってね。あ、名前はこのペンで書いておいて」
という感じで赤いペンを渡しています。日本ではまず見られないやり取りです。
名前を呼ばれ診察室に。
びっくりしました。壁には曼荼羅、蓮の置物、仏像数点、キャンドルも灯っています。瞑想の部屋と言われても納得できるしつらえの中、袈裟が似合いそうな先生との静かな会話が展開。「では赤ちゃんを見てみましょう」と別室へ。今度はどんな驚きが待っていることだろうと思いきや、エコーは普通のやつでした(はたして仏教的なエコーなどあるのだろうか)。お坊さん(先生)曰く「何も問題なし」。11月24日に日本での最後の検診では57.7cmだったのが、約ひと月後のこの日には15.4cmになっていました。しきりに腕を動かしている姿を見てひと安心。ちなみにこの先生は瞑想の先生でもありました。
最後に助産婦さんとの面談。
母子手帳にあれこれ記入し、今後の診察のスケジュールなどの話を一通りしてくれました。何か質問はあるかというので、運動はもうはじめてもいいのか、そしてしてはいけない運動はあるのかとたずねました。「自分が安全だと思うものは何でもやってください。あ、でもスケートはおすすめしません」との答え。その後数秒おいて、彼女は突然ブルース・リーに変身。そしてくれたアドバイスは、「たあ、たあ!はダメですよ。あのアジアの人がよくやるスポーツ、 何て言うのかしら英語で?」。
以上がドイツでの初検診でした。次回は来週。この間しっかり栄養をもらっているはずだから(この間私はかなり食べ続けているから)、どれだけ大きくなっているかが楽しみです。