2016/08/01

いろんな時間

 
久しぶりにHackescher Marktの界隈を歩いてみたら、
MUJIの隣にUNIQLOができていた。 


7月の終わりに、久しぶりに友だちと夕ご飯を食べに行きました。夜に出かけるのは、久しぶりに「超」が付いてもいいくらいの久しぶり。

エマと一緒じゃない夕食。それも待ち合わせはタイ料理屋さん。何にしようかな、今日は何か辛いものでも食べよう、と思いつつも、決められないー。というのもたぶん、ここ1年ほど「これならエマも食べられる」というのが私が注文するお料理を決める基準だったから。習慣ってこわい。

夕食の後は、シュプレー川(Spree)沿いを通って、博物館島(Museumsinsel)を抜けて、ベルリン大聖堂(Berliner dom)までのんびりお散歩をしました。金曜日の夕暮れ時。気温はまだ高いけど心地よい風が吹いているというベルリンの夏の夜らしい陽気。芝生の上で寝そべっていたり、ビールを片手に話し込んでいたりと、たくさんの大人たちがのんびり過ごしていました。そんなまったりした空気の中にいながら、ふと、そうかこんな世界もあったんだなあと、思いました。mr. モッツアレラとの育児分担で日々自分時間はもってはいるけど、夜に出かけてみると、全くの別時間が待っていました。

子どもはあっという間に大きくなってしまうし、何と言ってもエマと一緒にいる時間は楽しいし、ひとりで出かけたいという願望も特にないけど、これからは月に一回は夜に出かけようかな。エマもmr. モッツアレラも、私抜きの二人時間を楽しんだようだし。

2016/07/29

そうか、それもありか。


駅のフェンスに貼られていた
カメの捜索願い

一昨日の夕方、ベルリンではすごい雨が降りました。地下鉄駅に雨水が流れ込んだり、車が浮かんでぶつかってしまったりとけっこうな被害だったようです。近くにゾンネンアレー(Sonnenallee)という大通りがあるのですが、そこでは泳いじゃった人もいるとか。ちなみにmr. モッツアレラと私は以前、ゾンネンアレーを歩いているときに豪雨にあい、どうせもうびしょぬれだからと、みんなが雨宿りしている中、水たまりの上を飛び跳ねたり、水を蹴って水しぶきをあげたりして童心に返りました。その後に、かつてゾンネンアレーあった台湾料理のインビスに入ると、店主夫妻がだまってタオルを数枚とメニューを差し出してくれました。

昨日の朝お散歩に出ると、うちの前の運河沿いの道はいたるところに水たまりがあって通るのを断念。目的地だったゲルリッツァーパーク(Görlitzerpark)の入り口にかかっている橋も水たまりだらけ。ベビーカーと一緒には渡れませんでした。この公園には入り口がたくさんあるので、問題なく公園には行けましたが。 

さてふと思ったのが、ベルリン市民って寛容だなということ。てーげーというか、程々というか。たとえば通れなかった橋は、雨がたくさん降ると必ず水たまりができます。それは私が初めてベルリンに来た2011年の夏も同じで、以来迂回したことは複数回。でも、じゃあここを舗装してとか、という発想にはならないみたい。

ベルリンにいると、適当だなあ、そうか、それもありか、と思わされることがたくさんあります。近所の道路工事現場にあった案内板によると工事期間は3月から5月になっているのに、やっと4月くらいにいろいろ始まり、9月まで工事していたり。ちなみに、案内板は工事が終わるまでそのままでした。そういえば、ベルリンの新しい空港は2011年の秋にオープンする予定だったのに、まだできてないなあ。8時から営業しているはずの近所のカフェに9時少し前に行ったらまだ閉まっていて、ちょうどカフェのスタッフが来たので開店時間をきいてみると、「8時に開けようとは思っているんだけど」と言われたり。橋の欄干を突然歩き始めるおじちゃんがいたり。平日の昼間から運河沿いの道をビール片手に歩きながら楽しそうにおしゃべりしている、働き盛り年齢がいっぱいいたり。救急隊や消防隊の職員たちが現場近くの路上でタバコ片手に楽しそうに歓談していたり。

「そうか、それもありか」に日々遭遇する暮らし。慣れてみるとなかなか気楽なものです。そして、私にとってそれはベルリン暮らしの魅力のひとつ。まあ、ベルリンとはいっても気楽じゃないエリアもあるはずだけど。

 最後に、同じ適当でもDHLの適当さと、犬の飼い主の糞の始末の適当さについては、そうか、それもありかとは思えませんが 笑。

2016/07/24

シーズンはとっくに終わったけれど


アスパラガスを束ねてあった輪ゴム。
ただの緑の輪ゴムに白いシンプルなフォントで
FRISCHER SPARGELの文字。
ドイツではっと目につくものはたいていこういうシンプルなもの

シーズンはとっくに終わったけれど、シュパーゲル(Spargel)の話を。

シュパーゲルとはドイツ語でアスパラガスのこと。ドイツに春を知らせてくれる食べもののひとつです。毎年4月に出回りはじめ、6月末にシーズンが終了します。長くて暗い冬の終わりを告げるからなのか、ドイツ人たちのシュパーゲル熱はすごいものです。そういう私もシュパーゲルがお店に並び始めるととっても嬉しくなります。

緑と白のシュパーゲルがありますが、私も含め、みんなの熱い視線は白いシュパーゲルのほうに向けられている気がします。ベルリンではベーリッツ(Beelitz)というベルリンから電車で2時間くらいの町のものが一般的。エッセンでは、バルベック(Walbeck)というオランダとの国境近くの町で採れたものがいたるところで売られていました。エッセンのマルクトで12〜13センチほどのとっても短いシュパーゲルが売られていて、生でも食べられるとのことで買ってみたのですが、これがとってもおいしかった。

味は、一言でいうと、バルベック産のほうが甘くて、ベーリッツ産のほうが苦いかなと思います。どちらが好きか?と言われると、とっても難しい選択だけど、私はベーリッツ産です。かじると感じる苦みにほどよい甘さがあとからついてきて、それがやみつきになります。ドイツの伝統的なレシピではくったくたになるまで煮るのですが、私はそれは好きではなく、皮をむいてさっと素揚げにしてめんつゆに漬け込むか、フライパンでオリーブオイルとバターで炒めて食べます。私たちが気に入っているワインで"Walfried Sander"という銘柄があるのですが、今年はそこのシュパーゲルのためにつくられたという白ワインを見つけたので、それと一緒にいただきました。


2016/07/21

ベルリンに戻って2ヶ月たちました




今日でベルリンに戻って2ヶ月がたちました。

昨年の12月1日から今年の5月21日までは、mr. モッツアレラの仕事の都合で、ドイツ西部のエッセンという町のリュッテンシャイド(Rüttenscheid)という地域に暮らしていました。人種のるつぼベルリン、その中でもさらに文化の彩り豊富なノイケルン〜クロイツベルグ地区を過去数年間の暮らしの場としてきただけに、ちょっと物足りない気がすることもありました。ベルリンは何でもありで気楽というか。

でも、どこでも住めば都。近所にグルーガーパーク(Grugapark)という生物多様性の宝庫みたいな公園があって、なんと何10年ぶりくらいにおたまじゃくしを見ることができました。また、週に2回開催されるマルクト(市場)では、近郊で採れたおいしい野菜を買いにいくのが楽しみでした。商店街のお魚屋さんは、1920年代から使っているというアンティークのレジ(最後にハンドルをぐるりとまわすとチーンという音がしてレジが開く)でお会計をしていたし、最小、さまざまな材質のブラシを集めた専門店があって、ほんとうにこだわって商品をセレクトしているんだな、という店主がいつもいろいろなお話をしてくれました。友だちがいなくてつまらなかったけど、それなりにおもしろいこともありました。

引っ越し作業をかたつむりのスピードで進める中、友だちと再会したり、お気に入りのカフェに足を運んでみたり、新しいカフェに行ってみたりとしているうちにあっという間に2ヶ月が経過。まだ夏ではあるけど、日が沈むのもだいぶ早くなってきました。今年は涼しい夏かなと思うのですが、残りの夏を存分に楽しもうと思います。

2016/07/20

新しい住人

 バギーの屋根をがしっとつかみ、
眠いのに眠りたくない2歳児の最後の抵抗。
この数秒後にはもう眠ってました zzz

1週間ほど前のある晩のこと。夕ご飯をいただいていると、私のお茶碗のすぐそばを緑色のシャクトリ虫が歩いていました。バジルの先を切ったものをテーブルに生けていたので、そこにシャクトリ虫を移し、そのまま夕食を続けました。あたりまえですがシャクトリ虫はあまりに静かなので、その存在をすっかり忘れてしまいました。翌朝、バジルをさしていたガラスのコップの底に大量の糞を発見。見るとシャクトリ虫は食事の最中。エマは大興奮。mr. モッツアレラは「カール」と命名(根拠は不明)。

いつ見てもむしゃむしゃと食べ続けていたシャクトリ虫は、見るたびに大きくなっていて、そろそろ放してあげる場所を探さないと、と真剣に考え始めたおととい。コップに糞が落ちていないことに気がつきました。逃げちゃった?でもどこへ?と慌てましたが、さなぎになって葉っぱの裏に隠れていました。

糞の写真は撮ってませんが、バジルだけを食べ続けていたシャクトリ虫の糞はきれいな緑色でした。

いつ、どんなふうに羽化をするのだろうか?

2016/07/13

牛の心臓



我が家のちいさな畑では今、「牛の心臓」という種類のトマトがすくすくと育っています。このドキッとさせる名前の由来は形。つるっとした実ではなく、たてに何本もくびれの入った実がなります。牛の心臓の実物を見たことはないけど、形が牛の心臓に似ているのがこのトマトの名前の由来です。いったいどうしてあんな形になることにしたのか・・・。自然って本当に不思議です。数年前に友だちの家で食べてすっかり好きになった牛の心臓は、果肉がどっしりとつまっていて食べごたえがあります。

実はこのトマトの苗は、5月末まで半年住んでいたドイツ西部の町エッセン(ベルリンから車で5、6時間)から運んできたもの。エッセンで住んでいた家の近くでは週に2回マーケットが開催されていて、そこのオーガニッックbio)のお店でよくお買い物をしていました。ちょうどエッセンから引っ越す日の朝に最後のお買い物をと出かけると、「牛の心臓」が売られていました。大喜びで買っている私を見て、店主が「苗もあるわよ」と見せてくれました。チャイルドシートやその他の荷物でそれでなくとも車は満杯の予定。でも私の足の間にスペースがある!と、mr. モッツアレラが「え?本当に?」という困惑の表情を浮かべているのをよそに運んできました。無事にここまで育ってくれて何よりです。

上の写真は6月末の様子。まだまだとってもちいさいのに、すでにきゅっとくびれているのが、かわいらしい。収穫まではあとどれくらいかな。へたの大きさから見ても、その頃にはけっこうな大きさになりそう。ミニトマトはことごとくエマに食べられているので、これは私も呼ばれたいなあ。

ここ数日、おーい夏はどこへいった?という陽気のベルリン。戻ってきてくれるかな、夏。  


突然のどしゃぶりの後、
晴れ間からお日様の光が届きました。

2016/07/06

そら豆 Dicke Bohnen



食卓や市場にならぶ野菜や果物が夏の到来を知らせてくれる今日この頃です。最近はよくそら豆が我が家の食卓に登場します。ドイツ語ではDicke Bohnen。Dick(e)が太い、Bohnenが豆なので、「太っちょ豆」とでも言いましょうか。 

そら豆のさやを開くときはいつも、ちょっとだけうしろめたい気がします。というのも、さやの中はあまりにふわふわで、豆たちにとってはさぞかし快適な寝床だろうな、と思うから。私がさやを開くのはまるで、子どもがすやすやお昼寝している部屋のカーテンをしゃーっと開けるような感じで申しわけないなあ、と。

昨日も市場で、朝畑から収穫したてというおいしそうなそら豆を見つけたので購入しました。夕方さやを開けていくと中にイモ虫が。さやの中で心地よく過ごしていたのは豆だけではなかったようです。

さて、「のんびりと、思いつくことを・・・」と書いたのが去年の5月。あまりにのんびりしすぎてしまいました。昔から日記帳を年末に見返すと、元旦と月初めと自分の誕生日くらいにしか書いていない、つまり日記を書き続けることができない私でしたが、いやはや人は変わらないものです。